手ぬぐいからハンカチーフへ

私たちが作っているハンカチ―フ。
そのハンカチーフがいつ頃から使われたのかは諸説あります。
エジプト文明、ギリシャ、ローマ時代などとかなり古くからと言われております。

日本におきましては、ハンカチ―フを使う前は、手ぬぐいが使われておりました。
その手ぬぐいは、私達の生活に浸透してきたのは鎌倉時代からと言われており、それが江戸時代に入り、国内の綿花栽培が盛んになったことで、手ぬぐいのような綿織物が全国的に広く普及し、日常生活において手を拭いたり、汗を拭いたり、頭巾にしたりと庶民にとっては無くてはならない必需品として活躍しておりました。

その後、明治時代になると西洋の文化が日本に入り、徐々に洋装化が進むことで、手ぬぐいからハンカチーフへと取って代わられていきました。
もちろん最初の頃のハンカチーフは貴重で高級品だったので庶民は持つことができませんでしたが、大正、昭和と時代の変化とともに手ぬぐいで慣れ親しんだ一般庶民におきましても、同じような用途としてハンカチーフを使うようになり、生活には欠かすことができないものになっていきました。

ファッションとしての存在へ

ハンカチーフが世に出た頃、使われていたハンカチーフは白いものが主流でしたが、
海外文化の影響を受けることで、色、柄の種類も豊富になり多種多彩なハンカチーフが徐々に世の中に出てくるようになりました。

また、今までのように汗や手を拭く実用品としてだけでなく、
時代とともに生活環境のファッション化が加速することで、
ハンカチーフは多様化商品としても地位を確立していったのです。

そして、時代が過ぎ昭和40年代に今後の未来に向けて国内においても広く普及するであろうと考えた私たちは、
ハンカチーフに対する需要を見越し、世界の最先端をいくパリのブランド「イヴ・サンローラン社」とライセンス契約を締結し、
いままでにないファッション性の高いハンカチーフの発表、実用的なハンカチーフからファッションアイテムへと発展させました。

川辺が新しい価値をハンカチに

私達は世界的一流ブランドとのライセンス契約によってハンカチーフにブランドのもつファッション性、知名度といった新しい付加価値を生み出し、ファッションアイテムとして確立させることができました。

その色柄の美しさから趣味としてハンカチーフを集めたり、部屋に飾りインテリア商品としても利用され、またサイズも用途に応じてさまざまなものが企画され首回りに巻いたり、ハンドバッグにアクセサリーとして結びつけたりと、お客様の使い方に合わせ用途もいろいろです。

そのため贈り物としてもたいへん喜ばれるようになり、新入学、ホワイトデイ、クリスマス等、プレゼントとして年間を通じギフトの定番にもなりました。

それらはすべてお客様に支えられてこれたからこそ成しえた成長です。
これからも商品の先にいるお客さま一人ひとりを見つめ、
ハンカチーフの品質、デザイン、機能性から使う人にとっての価値、豊かな体験が生まれるかを問い続け、
ハンカチーフを作り続けていきたいと思っています。